ペネトレーションテストの見積書テンプレート
ペネトレーションテストの見積書テンプレート。範囲の打合せと実施ルール、グローバルIPごとの外部診断、Webアプリ診断、報告書、再診断を分けて見積もれます。

業種別テンプレート
- 範囲の打合せと実施ルールの合意
- 外部ネットワーク診断(グローバルIP1件あたり)
- Webアプリケーション診断(1アプリあたり)
- リスク評価付きの診断報告書
- 修正済み項目の再診断
作成ガイド
進め方の例
範囲と数量の確認
例:「範囲の打合せと実施ルールの合意」から必要な数量と顧客支給の資料を確認し、項目ごとの完了基準を合意します。
見積書の確認と承認
「修正済み項目の再診断」の検収方法と全項目の数量、対象外の範囲、見積書の有効期限を顧客と確認し、承認された版を保管します。
納品後の請求準備
対象の識別番号と結果記録を結び付け、所見と合意した次の対応を伝えます。 合意した段階が完了したら、実際の数量と承認された変更内容で請求書を作成します。
ペネトレーションテストは、他の誰かより先に弱点を見つけるため、顧客が許可した範囲で顧客自身のシステムを攻撃してみる診断です。費用はほぼ範囲で決まります。インターネットに公開されたアドレスの数、アプリケーションの数、診断の深さです。このテンプレートは書面の実施ルールを決める範囲の打合せから始め、アドレスとアプリを対象ごとに価格付けし、報告書と修正後の再診断を別の行にします。
記載する項目
- 納品物と作業項目
- 範囲の打合せと実施ルールの合意, 外部ネットワーク診断(グローバルIP1件あたり), Webアプリケーション診断(1アプリあたり), リスク評価付きの診断報告書, 修正済み項目の再診断:各項目の予定数量と納品範囲を記載します。
- 範囲の打合せと実施ルールの合意
- 対象、日程、緊急連絡先を記した実施ルールに顧客が署名してから診断を始めることを書きます。
- 外部ネットワーク診断(グローバルIP1件あたり)
- アドレスは見積書ではなく別紙に並べ、それぞれ顧客の所有か借用かを書きます。
- Webアプリケーション診断(1アプリあたり)
- アプリごとに利用者の権限の数などの規模と、ログインした状態で診断するかを書きます。
- リスク評価付きの診断報告書
- 経営層向けの要約、リスク評価と対処方法を付けた個々の指摘など、報告書の内容を書きます。
- 修正済み項目の再診断
- 再診断を依頼できる期間を書き、今回の報告書の指摘だけが対象であることを示します。
- 対象と数量
- 試料・設備・現場の数、識別番号、検査項目、立ち入り可能な区画を記載します。
- 方法と成果物
- 合意した検査方法、報告書の形式、提出期限、再検査を含むかどうかを決めます。
- 具体的に確認する範囲
- 漠然とした工数ではなく診断対象ごとに価格を付け、書面での許可と実施期間を備考に書き、再診断は最初の報告書とは別に見積もります。
送付前の確認事項
- 「範囲の打合せと実施ルールの合意」に、含む範囲と価格の前提となる数量を書いていますか。
- 取引先は「外部ネットワーク診断(グローバルIP1件あたり)」を、含まない範囲まで同じ意味で読めますか。
- 「Webアプリケーション診断(1アプリあたり)」の価格を、見積の有効期限の最終日まで守れますか。
あと5件を表示
- 「リスク評価付きの診断報告書」に、含む範囲と価格の前提となる数量を書いていますか。
- 取引先は「修正済み項目の再診断」を、含まない範囲まで同じ意味で読めますか。
- 訪問・採取・輸送の費用と、分析・報告の費用を分けて記載します。
- 立ち入りできない区画と検査対象外の項目を、作業前に記録します。
- 見積書の有効期限、顧客の承認方法、段階ごとの支払条件を確認します。
記入例:小規模なオンラインサービス
金額は例で、税率は10%です。診断会社が範囲の打合せ、グローバルIP8件の外部診断、Webアプリ2件の診断、報告書、再診断1回を見積もります。
| 品目 | 数量 × 単価 | 金額 |
|---|---|---|
| 範囲の打合せと実施ルールの合意 | 1 × 40,000円 | 40,000円 |
| 外部ネットワーク診断(グローバルIP1件あたり) | 8 × 15,000円 | 120,000円 |
| Webアプリケーション診断(1アプリあたり) | 2 × 320,000円 | 640,000円 |
| リスク評価付きの診断報告書 | 1 × 120,000円 | 120,000円 |
| 修正済み項目の再診断 | 1 × 90,000円 | 90,000円 |
| 小計 | 1,010,000円 | |
| 消費税 (10%) | 101,000円 | |
| 合計 | 1,111,000円 | |
5行の合計は1,010,000円、消費税は101,000円、見積額は1,111,000円です。アドレスの一覧と実施日は見積書の行ではなく、署名した実施ルールに書きます。
ペネトレーションテストの見積書でよくある間違い
- 署名した実施ルールなしに、見積書だけで診断を始める
- 対象の一覧なしに日数だけで価格を付け、何を診断したか誰にも分からなくなる
- システムが安全になると約束する
- ホスティング事業者の診断ルールを忘れる
- 再診断を外し、修正が確認されないままになる
書類に記載が必要な項目
見積書に次の項目がそろっていると、取引先の承認も申告資料の整理もスムーズになります。
- 自社の名称、住所、登録番号
- 取引先の名称と住所
- 作成年月日と、重複しない書類番号
- 品目ごとの数量、単価、金額
- 税抜金額と税額を分けた表示、および合計金額
- 支払条件(支払期日、振込先、利用できる支払方法)
- 適格請求書(インボイス)として使う場合は、登録番号、取引年月日、税率ごとに区分した合計額と適用税率、税率ごとの消費税額が必要です。軽減税率8%の品目があるときは10%と分けて記載します。QuoteBillは1つの書類に1つの税率を適用するため、10%の品目と8%の品目は書類を分けて発行してください。
この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。
税率の公式出典: Japan NTA: consumption tax rates
記載事項の詳細: 適格請求書(インボイス)の記載事項
よくある質問
顧客のサーバーを事業者がホスティングしている場合、その事業者の許可も必要ですか?
必要なことがよくあります。ホスティングやクラウドの事業者の多くは、自社基盤上のシステムの診断に規則を設けています。実施期間の前に顧客に確認してもらい、実施ルールに書いておきます。
診断後にシステムが安全だと見積書で約束できますか?
できません。診断は合意した範囲と期間の中で見つかったものを示すだけです。備考にその旨を書き、見積書の文言は作業と報告書に限ります。
診断の途中で重大な脆弱性が見つかったらどうしますか?
重大な指摘は最終報告書を待たず、すぐに緊急連絡先へ知らせると事前に合意しておきます。追加費用はかからないので、書いておく価値があります。
再診断は毎回見積もるべきですか?
たいていは見積もる価値があります。顧客には修正が効いた証拠が必要で、監査人や取引先から求められることもあります。今のうちに決まった価格で見積もっておけば依頼しやすくなります。
このテンプレートの税額はどのように計算しますか。
この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。エディターが税抜金額、税額、合計を分けて保持し、数量や単価、国の設定を変更すると三つとも計算し直します。
他の言語や通貨でも使えますか。
はい。書類の言語は33言語から選べ、国の設定を変えると通貨、日付の表記、税率もあわせて変わります。
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