見積書の書き方:記載項目・記入例と確認リスト
見積書に書く項目を順番に解説します。宛名・見積番号・有効期限、品目と単価、小計と消費税、除外事項と支払条件。ウェブサイトデザインの計算例(750,000円)と送付前の確認リスト付き。
ひと目でわかる
結論:見積書に書く項目と順番
役に立つ見積書は、何を提供し、いくらで、どんな条件かを相手が判断できるように書かれています。次の順番で書くと、ほとんどの見積書テンプレートと同じ構成になります。テンプレートを開く前に、相手が求めている成果物、数量、納期の希望、見積の送り先(担当者)を確認し、価格が変わりそうな不明点は先に聞いておきます。合計だけ立派でも、作業の説明がない見積書は検討してもらえません。
この記事では、小さなデザインスタジオが3ページのウェブサイトのデザインを見積もる例を使います。金額は税抜の説明用で、推奨価格ではありません。作業範囲と条件は、実際に提案する内容に置き換えてください。
- 発行者の情報(屋号または会社名、住所、連絡先)と、宛名(取引先名と担当者)。
- 見積番号、発行日、この条件で提案を維持する期限としての有効期限。
- 成果物ごとの品目、数量、単位、単価、金額。
- 小計、割引、消費税、通貨を添えた合計金額。
- 含まれないもの、前提条件、納期、支払条件、承諾の方法。
1. 書類と当事者を特定する
QuoteBillで見積書のテンプレートを選び、サインインして編集します。書類名は「ウェブサイトデザイン見積 9月」、「プロジェクト名」は「スタジオサイト 3ページデザイン」のように、あとで一覧で見分けられる名前にします。「書類番号」「発行日」「有効期限」を確認し、有効期限にはこの価格で提案を維持できる期間を反映させます。
自社の情報と相手の情報を入力し、見積書を実際に検討する担当者の名前と連絡先を確認します。価格を入れる前に「国 / 通貨」と「書類の言語」を確認してください。テンプレートはあくまで出発点なので、サンプルの品目や初期設定はこの案件に合わせて見直し、前の取引先の情報が残っていないかも確かめます。
2. 相手が照合できる明細を書く
「品目」には成果物を、「説明」にはページ数や修正回数といった範囲を書きます。数量と単価を分けて書くと、相手が計算の根拠を確かめられます。説明用のウェブサイト見積は次の3行です。テンプレートを開いたら、サンプルの行をそのまま残さず、提案する成果物に合わせて書き換えてください。
- 要件定義ミーティング
- 数量1、単価200,000円、金額200,000円。オンラインの打ち合わせ1回。
- ページデザイン
- 数量3、単価150,000円、金額450,000円。トップ、サービス、問い合わせの3ページ。
- デザインの引き渡し
- 数量1、単価100,000円、金額100,000円。最終デザインデータと引き継ぎミーティング1回。
3. 計算例と除外事項を確認する
例の小計は 200,000 + (3 × 150,000) + 100,000 = 750,000円 です。割引を提案するなら、割引の方式と値を意図どおりに入力し、行ごとの金額を確認します。消費税はこの取引に合う設定にし、テンプレートの初期値やこの例を税務判断の根拠にしないでください。税率10%なら消費税は 750,000 × 0.1 = 75,000円、税込の合計は 750,000 + 75,000 = 825,000円 になります。「国 / 通貨」を変えたときは、表示された合計をもう一度確かめます。
「備考」には含まれないものを書きます。たとえば、この見積はデザインのみで、サイトの実装、ホスティング、有料画像、原稿の作成は含まない、といった具合です。ページの追加や修正回数の超過に別途見積が必要かどうかも書いておきます。除外事項がはっきりしていると、相手の依頼が範囲の変更にあたるかどうかを双方が判断できます。
4. 納期と支払条件を説明する
「備考」と「取引条件」に、納期、相手に用意してもらうもの、請求のタイミングを書きます。たとえば「最終原稿と画像の受領後、5営業日以内に初回デザイン案を提示。修正は2回まで含む。」のように書きます。実際に守れる日程だけを書き、相手の確認や素材の提供によって日程が動く部分も説明します。
支払いをどの段階で請求するか(着手時に30%、納品後に残額など)と、見積の承諾をどの方法で返してもらうか(メールでの返信、注文書、電子署名など)を決めて書きます。承諾の記録はプロジェクトの資料と一緒に保管します。QuoteBillに条件を入力しても、それだけで相手の承諾が得られたり、法的な効力が保証されたりはしません。
5. 保存して、送る前に確認する
「クラウドに保存」を押し、書類名を確認して保存が完了するのを待ちます。プレビューで内容を確認してから「印刷/PDF」でブラウザの印刷画面を開き、PDFとして保存します。保存したPDFを開いて、相手が読む姿のまま確認してから送ってください。
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よくある質問
見積書の金額は税込と税抜のどちらで書きますか?
どちらでも構いませんが、どちらなのかを必ず明記します。本文の例のように税抜の小計と消費税、税込の合計を並べて書くと、相手は両方を確認できます。相手が税込の総額で比べたいと言っているなら、それに合わせます。
有効期限はどのくらいにすればよいですか?
決まった長さはありません。仕入れ値や為替で価格が動く仕事なら短く、人件費が中心の仕事なら30日程度にすることが多いです。期限を過ぎたら、同じ条件で受けられるかを確かめてから再発行します。
見積書に押印は必要ですか?
取引先が求めることはありますが、PDFのまま送る会社も多くあります。QuoteBillの書類には「署名 / 印鑑」の画像を入れる欄があるので、必要なら印影の画像を入れられます。印鑑の扱いは「請求書に印鑑は必要?」のガイドで詳しく説明しています。
相見積で値引きを求められたらどうしますか?
単価を黙って下げるのではなく、作業範囲を変えるか、割引を1行として見えるようにします。承諾された版だけを保管し、値引き後の金額で請求書を作ります。
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