見積書から請求書を作る方法:番号・日付・内金の扱い

承諾された見積書から請求書を作る手順。見積書は残したまま新しい番号と発行日で請求書を作り、内金と残金の計算例(1,500,000円)と、QuoteBillの「請求書を作成」ボタンの動きを説明します。

ひと目でわかる

読了目安 約6分

結論:見積書を請求書にする手順

見積書を請求書にするときは、見積書を書き換えたりタイトルを変えたりするのではなく、相手が承諾した版をもとに新しい請求書を作ります。請求書には自分の請求書番号の系列で次の番号を付け、発行した日を発行日にし、合意した支払期日を入れ、この請求書で請求する分の明細を載せ、見積番号を書いて二つの書類を対応づけます。見積書は提案の記録として、そのまま残します。

QuoteBillではボタン1つです。承諾された見積書を開き、端末の下書きのままなら「クラウドに保存」を押してから「請求書を作成」を選びます。QuoteBillは元の見積書を保存したまま別の請求書の下書きを作り、取引先、明細、備考、税の設定を写し、元の見積書へのリンクを残します。日付と金額を確認したら「印刷/PDF」を選びます。請求書を作っても、請求書が送られたり入金が記録されたりはしません。

書類の流れ
  1. 見積書このガイド
  2. プロフォーマインボイス
  3. 請求書このガイド
  4. 領収書
  5. クレジットノート
  1. 承諾された版から始め、承諾のメールや署名を一緒に保管する。
  2. 新しい請求書を作る。見積書を上書きしたり、その番号を使い回したりしない。
  3. 請求書番号の系列で番号を付け、発行した日を発行日にする。
  4. この請求書で請求する分の明細を載せ、見積番号を書く。
  5. 合意した支払期日と振込先を入れ、合計を確かめてから送る。

番号と日付:変わるもの、変わらないもの

見積番号は提案を、請求書番号は支払いの依頼を指す番号で、別の系列で管理します。海外の取引先では連番が求められることもあり、欧州委員会はEUのVAT請求書の記載事項に連番の番号を挙げています(2026年10月7日確認)。QuoteBillは新しい請求書番号を付けます。初期設定では自動生成の番号、「書類番号」の設定で「連番」を選んでいればその系列の次の番号です。見積番号に戻さないでください。

発行日は請求書を作った日に設定され、支払期日はその30日後から始まります。これは出発点の値なので、合意した支払期日に置き換えます。見積書の有効期限は引き継がれません。提案をいつまで維持するかを示す日付だったからです。印刷した請求書には見積番号が自動では載らないので、相手が必要とするなら「備考」に書きます。

計算例:1通の見積書から、内金と最終請求

2026年9月15日付の見積書 Q-0142 で、ウェブサイトの制作をデザイン600,000円と実装900,000円、税抜の小計1,500,000円で提案したとします。相手は2026年9月22日に、内金30%、残額は最終請求書から14日以内という条件で承諾しました。金額は説明用の例で、推奨価格や税の扱いを示すものではありません。

1,500,000円

  • 内金の請求書(2026年9月22日作成、30%)450,000円
  • 最終請求書(2026年10月5日作成、期日2026年10月19日)1,050,000円
見積書 Q-0142 · デザイン600,000円 + 実装900,000円
内金の請求書(2026年9月22日作成)
1,500,000 × 30% = 450,000円 を「見積書 Q-0142 の内金30%」という1行で請求する。
最終請求書(2026年10月5日作成)
QuoteBillは発行日を2026年10月5日にし、支払期日を2026年11月4日から始める。合意した14日後の2026年10月19日に変更する。
最終請求書の金額
1,500,000 − 450,000 = 1,050,000円 を、内金の請求書番号を添えた1行で請求する。
確認
450,000 + 1,050,000 = 1,500,000円。承諾された見積額と一致し、同じ工程を二度請求していない。

QuoteBillでの操作手順

サインインしてワークスペースから見積書を開きます。端末の下書きだけなら「クラウドに保存」を押し、見分けやすい書類名を確認します。書類名を聞かれるのはこの最初の一度だけで、その後はクラウドにある書類は入力を止めると少しして自動で保存されます。ツールバーの下の行に保管場所が表示され、「この端末に下書きを保存済み」はブラウザに保存されている状態、「クラウドに保存済み」はアカウントに最新版がある状態です。

「請求書を作成」を選びます。新しい請求書の下書きが、新しい番号と「下書き」の状態で開き、取引先の名前を使った「請求書 · ハンビットデザイン」のような名前が付くので、ワークスペースで見積書と見分けられます。見積書がクラウドにあれば、請求書もクラウドに保存するよう提案されます。工程の一部を請求するなら、明細と備考を書き直します。請求書を作る操作は、内金を差し引いたり残額を決めたりはしません。

プレビューを確認して「印刷/PDF」を選び、ブラウザの印刷画面からPDFを保存します。会社名が空のままだと、印刷の前にQuoteBillが確認するので、差出人のないPDFが誤って出ていくことはありません。

元の見積書に戻る、既存の請求書に取り込む

リンクされた請求書には「元の見積書を開く」が表示されます。元の見積書が見つかれば、請求書を取り消したり削除したりせずに開きます。元の見積書が見つからないときは、請求書から新しい見積書の下書きを作ってその旨を知らせるので、その写しを承諾された原本と取り違えないでください。

既存の請求書の「その他」メニューには「見積書を取り込む」があり、アカウントに保存された見積書から取り込めます。これは取引先、明細、備考、取引条件、税の設定など、請求書の一部の欄を置き換える別の操作です。取り込んだあとは、請求書の日付、番号、その他の項目をもう一度確認します。

請求書を送る前のチェックリスト

請求書を、承諾された見積書と、同じ案件の前回までの請求書と並べて確かめます。

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よくある質問

見積書のタイトルを「請求書」に変えて送り直してもよいですか?

いいえ。見積書は相手が承諾した提案の記録で、請求書には請求書の系列の番号と発行日が必要です。別の書類として請求書を作ってください。

請求書は見積書と完全に一致していなければなりませんか?

今回請求する作業について合意した内容と一致している必要があります。範囲や価格が変わったなら、その承諾を残し、理由が分かる1行か備考を添えて新しい金額を請求します。

見積書から作った請求書の日付はいつにしますか?

請求書を発行する日で、見積書の日付ではありません。日本のインボイス(適格請求書)では取引年月日も記載事項です(国税庁「インボイス制度について」、2026年10月7日確認)。海外の取引先では、相手国のルールで取引日や期間の記載が求められることもあります。

承諾された見積書は契約になりますか?

書き方と適用される法律によるので、このガイドでは判断できません。承諾された版と承諾の記録を保管しておいてください。

サンプル契約書・書式・ツール

参考資料

次のステップ:電子契約で署名をもらう

無料の見積書・請求書・領収書テンプレート536種

  • 無料見積書作成ツール

    作業範囲、数量、単価、有効期限を入力して見積書をオンラインで作成できます。合意した見積書はワンクリックで請求書に変換。無料の会員登録だけでお使いいただけます。

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