ゲーム開発の見積書テンプレート
ゲーム開発の見積書テンプレート。企画書、バーティカルスライス、ステージごとの本制作、プラットフォーム別の移植とストア申請、リリース後のパッチ対応を段階ごとに見積もれます。

業種別テンプレート
- ゲームデザイン文書とペーパープロトタイプ
- バーティカルスライス(遊べる1ステージ)
- 本制作(1ステージあたり)
- プラットフォームごとの移植とストア申請
- リリース後のパッチ対応(月額)
作成ガイド
進め方の例
範囲と数量の確認
例:「ゲームデザイン文書とペーパープロトタイプ」から必要な数量と顧客支給の資料を確認し、項目ごとの完了基準を合意します。
見積書の確認と承認
「リリース後のパッチ対応(月額)」の検収方法と全項目の数量、対象外の範囲、見積書の有効期限を顧客と確認し、承認された版を保管します。
納品後の請求準備
合意したテスト結果と設定資料を引き渡し、未完了項目の担当者を記録します。 合意した段階が完了したら、実際の数量と承認された変更内容で請求書を作成します。
ゲームは実際に遊べるようになるまで面白さが分からないため、見積もりが難しいことで知られています。そこでスタジオは段階ごとに見積もります。まず企画書とペーパープロトタイプ、次に最終品質の1ステージで見た目と操作感を確かめるバーティカルスライス、その後でステージごとの本制作、移植、パッチ対応を見積もります。このテンプレートはこの順序に沿い、段階ごとに承認を得られるようにします。
記載する項目
- 納品物と作業項目
- ゲームデザイン文書とペーパープロトタイプ, バーティカルスライス(遊べる1ステージ), 本制作(1ステージあたり), プラットフォームごとの移植とストア申請, リリース後のパッチ対応(月額):各項目の予定数量と納品範囲を記載します。
- ゲームデザイン文書とペーパープロトタイプ
- コアループ、操作、ステージ一覧など企画書で扱う内容を書き、以後の変更依頼の基準になる文書であることを示します。
- バーティカルスライス(遊べる1ステージ)
- スライスで何を確かめるか、決まった人数でのプレイテストなど顧客がどう判断するかを書きます。
- 本制作(1ステージあたり)
- 1ステージの大きさと中身を定義し、より大きなステージを求められたときにその基準で価格を付けられるようにします。
- プラットフォームごとの移植とストア申請
- プラットフォームごとに名前を書き、審査費用や開発者アカウントの費用を顧客が負担するかを書きます。
- リリース後のパッチ対応(月額)
- クラッシュの修正などパッチ対応の範囲を書き、新しいコンテンツは別に見積もることを示します。
- 対象環境と依存項目
- 対象システム、連携の数、データ量、テスト用アカウントの提供担当者を記録します。
- 検収と支援の範囲
- 通過すべきシナリオ、確認期間、引き継ぎ後の支援期間と対象外の作業を決めます。
- 具体的に確認する範囲
- 本制作の前にバーティカルスライスを別に見積もり、本制作はステージや機能の単位で価格を付けて範囲の変更が見えるようにし、含まれるプラットフォームとストア申請を書きます。
送付前の確認事項
- 「ゲームデザイン文書とペーパープロトタイプ」に、含む範囲と価格の前提となる数量を書いていますか。
- 取引先は「バーティカルスライス(遊べる1ステージ)」を、含まない範囲まで同じ意味で読めますか。
- 「本制作(1ステージあたり)」の価格を、見積の有効期限の最終日まで守れますか。
あと5件を表示
- 「プラットフォームごとの移植とストア申請」に、含む範囲と価格の前提となる数量を書いていますか。
- 取引先は「リリース後のパッチ対応(月額)」を、含まない範囲まで同じ意味で読めますか。
- 外部サービスの利用料と開発費を分けて記載します。
- 本番移行の担当者と、失敗した場合の復旧作業の範囲を合意します。
- 見積書の有効期限、顧客の承認方法、段階ごとの支払条件を確認します。
記入例:スマホ向けパズルゲーム
金額は例で、税率は10%です。スタジオがパズルゲームを見積もります。企画書、バーティカルスライス、本制作6ステージ、二つのスマホ向けプラットフォームでの配信、3か月のパッチ対応です。
| 品目 | 数量 × 単価 | 金額 |
|---|---|---|
| ゲームデザイン文書とペーパープロトタイプ | 1 × 450,000円 | 450,000円 |
| バーティカルスライス(遊べる1ステージ) | 1 × 1,800,000円 | 1,800,000円 |
| 本制作(1ステージあたり) | 6 × 900,000円 | 5,400,000円 |
| プラットフォームごとの移植とストア申請 | 2 × 350,000円 | 700,000円 |
| リリース後のパッチ対応(月額) | 3 × 150,000円 | 450,000円 |
| 小計 | 8,800,000円 | |
| 消費税 (10%) | 880,000円 | |
| 合計 | 9,680,000円 | |
5行の合計は8,800,000円、消費税は880,000円、見積額は9,680,000円です。すぐに確定するのは最初の2行だけで、本制作のステージはスライスが検収されてから進めます。
ゲーム開発の見積書でよくある間違い
- 遊べるものが何もない段階で本制作まで見積もり、検証されていないアイデアの価格を固定してしまう
- ステージや機能を定義せず、大きな要望のたびに揉める
- プラットフォームの審査費用やストアのアカウントを忘れる
- 期間も範囲もないままリリース後の対応を約束する
- コードとアートの権利を納品後に決めることにする
書類に記載が必要な項目
見積書に次の項目がそろっていると、取引先の承認も申告資料の整理もスムーズになります。
- 自社の名称、住所、登録番号
- 取引先の名称と住所
- 作成年月日と、重複しない書類番号
- 品目ごとの数量、単価、金額
- 税抜金額と税額を分けた表示、および合計金額
- 支払条件(支払期日、振込先、利用できる支払方法)
- 適格請求書(インボイス)として使う場合は、登録番号、取引年月日、税率ごとに区分した合計額と適用税率、税率ごとの消費税額が必要です。軽減税率8%の品目があるときは10%と分けて記載します。QuoteBillは1つの書類に1つの税率を適用するため、10%の品目と8%の品目は書類を分けて発行してください。
この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。
税率の公式出典: Japan NTA: consumption tax rates
記載事項の詳細: 適格請求書(インボイス)の記載事項
よくある質問
バーティカルスライスでアイデアがうまくいかないと分かったらどうなりますか?
それを確かめるのがスライスの役割です。顧客は終わった段階までの費用を支払い、中止、方向転換、本制作の承認のいずれかを選べます。本制作の行はスライスの検収後に確定すると備考に書きます。
マイルストーンごとに支払うパブリッシャーにはどう対応しますか?
各行に検収条件と支払日のあるマイルストーンを対応させます。マイルストーンが検収されるたびに見積書を請求書に変換して1件ずつ発行すれば、納品したビルドに合わせて入金されます。
エンジンのライセンスや購入したアセットも価格に含めますか?
別の行に書くか、顧客のアカウントで購入してもらいます。エンジンの規約は売上によって変わることがあるので、開発費に混ぜず、誰がライセンスを持つかを明記します。
ソースコードとアートの権利は誰のものですか?
書面で決めておきます。支払いと同時にすべての権利を求めるパブリッシャーが多い一方、自社のエンジンツールは手元に残して使用を許諾するスタジオもあります。答え次第で価格が変わるので、承認前に決めます。
このテンプレートの税額はどのように計算しますか。
この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。エディターが税抜金額、税額、合計を分けて保持し、数量や単価、国の設定を変更すると三つとも計算し直します。
デザインや色は変えられますか。
はい。エディターで印刷のレイアウトと書類の色を選び直せます。変えても金額は変わらず、PDF・ワード・エクセルのファイルも選んだレイアウトに従います。
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