業務委託の請求書テンプレート(フリーランス向け)
業務委託で働くフリーランス・個人事業主の請求書テンプレート。月額の業務委託料、契約範囲外の追加作業、立替経費を、契約名と対象期間とともに記載します。エクセル・ワード・PDFに対応。

業種別テンプレート
- 業務委託料(月額)
- 契約範囲外の追加作業
- 立替経費(実費)
業務委託の請求書の書き方(フリーランス向け)
進め方の例
その月の委託料を書く
「業務委託料(月額)」から、契約名、何月分か、合意した金額を書きます。
追加作業と経費を足す
承認を受けた追加作業と経費を「立替経費(実費)」まで、日付と根拠を添えて足します。
送って照合する
契約で決めた日に請求書を送り、入金があったら請求書番号で照合します。
業務委託の月額報酬は決まっているため、たいていの月の請求は簡単ですが、注意すべきは境目です。契約に含まれない作業、取引先のために立て替えた費用、月の途中で始まる・終わる月に質問が集まるため、それぞれ日付や期間を付けて別の行にします。取引先は電話をせずに契約書と照合でき、月額の行は毎月同じままです。適格請求書発行事業者なら登録番号も記載します。
記載する項目
- 納品物と作業項目
- 業務委託料(月額), 契約範囲外の追加作業, 立替経費(実費):合意した月額の業務委託料は1行で、契約範囲外の追加作業は時間単位または作業単位で、立替経費は実費で別の行に請求します。
- 業務委託料(月額)
- 契約名と何月分の報酬かを書きます。契約で時間に連動させていない限り、作業時間にかかわらず金額は同じです。
- 契約範囲外の追加作業
- 追加作業は契約で定めた単価で請求します。月額報酬を時間で割った額とは違うことがあります。
- 立替経費(実費)
- ソフトウェアの月額利用料1か月分のように費用名と対象期間を書き、契約終了時に取引先が引き継げるようにします。
- 契約と対象期間
- 業務委託契約の名称、契約番号または締結日と、請求の対象となる月や期間を書き、取引先が契約と照らし合わせられるようにします。
- 委託範囲と追加作業
- 月額の委託料に含まれる業務の範囲を書き、追加作業ごとに、依頼や承認を受けた日と、作業時間または合意した金額を書きます。
- 具体的に確認する範囲
- 契約名または契約番号、請求の対象期間、月額の業務委託料に含まれる範囲を書き、範囲外の追加作業は承認日とともに別の行にします。
送付前の確認事項
- 「業務委託料(月額)」の数量は、最初の見積もりではなく実際に納めた数ですか。
- 「契約範囲外の追加作業」の単価は取引先と合意した金額で、変更は承認済みですか。
- 「立替経費(実費)」は完了・検収済みですか。まだなら次回の請求に回しますか。
あと3件を表示
- 追加作業は着手する前に承認を受けたかを確認し、承認したメッセージやメールを保管します。
- 実費で請求する立替経費の領収書を保管し、契約で認められていなければ上乗せせずに請求します。報酬が源泉徴収の対象になる場合は、源泉徴収額と振込予定額を備考に書きます。
- 対象期間に完了した業務を書き、支払期日とすでに受け取った金額を書きます。
業務委託の請求書の書き方:記入例
金額は例で、消費税は10%です。フリーランスが、月額の業務委託料、承認を受けた追加作業5時間、取引先のために立て替えたソフトウェアの利用料を請求する場面です。
- 明細:業務委託料、追加作業、立替経費を1行ずつ書きます。追加作業は時間と時間単価で書きます。
- 税額:税抜金額327,400円に消費税10%をかけた32,740円を、別に示します。
- 請求金額:合計の360,140円を請求金額とし、源泉徴収がある場合は備考に振込予定額を書きます。
| 品目 | 数量 × 単価 | 金額 |
|---|---|---|
| 業務委託料(月額) | 1 × 300,000円 | 300,000円 |
| 契約範囲外の追加作業 | 5 × 5,000円 | 25,000円 |
| 立替経費(実費) | 1 × 2,400円 | 2,400円 |
| 小計 | 327,400円 | |
| 消費税 (10%) | 32,740円 | |
| 合計 | 360,140円 | |
業務委託料、追加作業、立替経費を合計すると税抜金額は327,400円、消費税10%は32,740円で、請求金額は360,140円です。送る前に、追加作業の時間を自分の作業記録と照らし合わせてください。
- 宛名:取引先の会社名に「御中」を付けます。
- 件名:「2026年5月分 業務委託料」のように、何月分かを書きます。
- 支払期日:契約で決めた期日を書きます。決めていない場合は、取引先と確認してから書きます。
- 振込手数料:どちらが負担するかを契約で決めている場合は、その内容を備考に書きます。
業務委託の請求書でよくある間違い
- 取引先がいつ承認したかを書かずに追加作業を請求する。
- 立替経費を業務委託料に含め、取引先が内訳を確認できない。
- 契約名や対象期間を書かず、契約と照らし合わせられない。
- 実費精算と決めた経費に上乗せして請求する。
- 同じ追加作業の時間を2か月にわたって請求する。
書類に記載が必要な項目
請求書に次の項目がそろっていると、取引先の承認も申告資料の整理もスムーズになります。
- 自社の名称、住所、登録番号
- 取引先の名称と住所
- 作成年月日と、重複しない書類番号
- 品目ごとの数量、単価、金額
- 税抜金額と税額を分けた表示、および合計金額
- 支払条件(支払期日、振込先、利用できる支払方法)
- 適格請求書(インボイス)として使う場合は、登録番号、取引年月日、税率ごとに区分した合計額と適用税率、税率ごとの消費税額が必要です。軽減税率8%の品目があるときは10%と分けて記載します。QuoteBillは1つの書類に1つの税率を適用するため、10%の品目と8%の品目は書類を分けて発行してください。
この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。
税率の公式出典: Japan NTA: consumption tax rates
記載事項の詳細: 適格請求書(インボイス)の記載事項
よくある質問
業務委託の請求書テンプレート(フリーランス向け)には何を記載しますか。
テンプレートの明細(業務委託料(月額), 契約範囲外の追加作業, 立替経費(実費))を、今月の業務に書き換えてください。次に自分の名称、取引先、契約、対象期間、まだ使っていない請求書番号を書きます。
契約範囲外の作業とは何ですか。
業務委託契約に含まれると書かれていない作業です。取引先から依頼された場合だけ請求し、その依頼の内容を行に書きます。
報酬から源泉徴収されるときは、どう書きますか。
デザイン料や原稿料など、報酬の種類によっては支払う側が源泉徴収します。報酬と消費税を別の行に書き、源泉徴収額と振込予定額は備考に書きます。対象になるかどうかと計算は、関連記事の源泉徴収のガイドで確認してください。
取引条件は請求書に書く必要がありますか。
業務の内容、報酬の額、支払期日などの取引条件は、発注の段階で取り決めておくものです。フリーランス法で発注者が明示する事項は、関連記事のガイドで確認できます。請求書には、その条件どおりの金額と期日を書きます。
立替経費にも消費税をかけますか。
実費で請求し、消費税は経費の種類に応じて扱います。QuoteBillは1つの書類に1つの税率を適用するため、税率の違う経費は請求書を分けて発行してください。
インボイス(登録番号)は必要ですか。
取引先が仕入税額控除のために適格請求書を求めることがあります。登録している場合は登録番号を書き、記載事項は関連記事の適格請求書のガイドで確認してください。
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