非危険物化学品の輸出用コマーシャルインボイステンプレート

危険物に当たらない化学品を輸出するときのコマーシャルインボイステンプレート。行ごとに化学名とグレード、HSコードと原産国を書き、荷姿とロット番号を通関用に残せます。

無料の非危険物化学品の輸出用コマーシャルインボイステンプレートの記入例:架空の会社名、HSコードと原産国の欄、単価、合計が入った1ページ目
サンプルの金額を入れたプレビューです。テンプレート自体は白紙から始まります。

業種別テンプレート

  • 無水クエン酸(kg単価、25kg袋)
  • 食品用重曹(kg単価、25kg袋)
  • グリセリン99.5%(kg単価、250kgドラム)

作成ガイド

進め方の例

  1. 貨物の記載

    例:「無水クエン酸(kg単価、25kg袋)」を税関が判別できるほど正確に記載し、HSコード、原産国、数量、単価を添えます。

  2. 出荷情報の追加

    インコタームズ、船積港と荷揚港、総重量と正味重量、梱包数を入力し、「グリセリン99.5%(kg単価、250kgドラム)」が梱包明細書と一致しているか確認します。

  3. 署名と送付

    申告文に署名し、ほかの船積書類とともに輸入者とフォワーダーまたは通関業者に送ります。

税関は商品名だけでは化学品を判断できないため、化学品の輸出インボイスは関税表と同じ見方、つまり化学名、純度、形状で品目を説明します。食品用の酸、塩類、グリセリンのように危険性のない製品なら、荷姿とロット番号も輸入者に伝えます。HSコードと原産国は貨物全体で1回ではなく行ごとに書きます。混載の貨物は複数の国の工場から集まることが多いためです。

記載する項目

納品物と作業項目
無水クエン酸(kg単価、25kg袋), 食品用重曹(kg単価、25kg袋), グリセリン99.5%(kg単価、250kgドラム):各明細に正確な品名、HSコード、原産国、数量、価額を記載します。
無水クエン酸(kg単価、25kg袋)
化学名、形状、純度を書きます。たとえば「無水、99.5%以上」です。関税分類は生産者の商標ではなく、これらによって決まります。
食品用重曹(kg単価、25kg袋)
食品用か工業用かのグレードを添えます。同じ化合物でも品質によって分類と価格が異なります。袋のロット番号も書きます。
グリセリン99.5%(kg単価、250kgドラム)
ドラムは1本あたりの正味量とCAS番号を書き、インボイスの品名を安全データシートと同じ表記にそろえます。
当事者と取引条件
輸出者と輸入者、貨物を受け取る人が異なる場合は荷受人を記載し、インコタームズ、通貨、支払条件を明記します。
出荷の情報
船積港と荷揚港、輸送方法、総重量と正味重量、梱包数、輸出理由を記載します。
具体的に確認する範囲
製品ごとに化学名、グレード、CAS番号を書き、荷姿とロット番号を示し、安全データシートで、この貨物に危険物書類が必要な品目がないことを確認します。

送付前の確認事項

  • 「無水クエン酸(kg単価、25kg袋)」に、税関が確認するHSコードと原産国がありますか。
  • 「食品用重曹(kg単価、25kg袋)」の価額は、インボイスの通貨で実際に支払う価格ですか。
  • 「グリセリン99.5%(kg単価、250kgドラム)」の数量と重量はパッキングリストと一致していますか。
あと3件を表示
  • インコタームズ、港、重量、梱包数を船積書類と照合し、輸入国の税関の要件を確認します。
  • 品目ごとのHSコードと原産国は、フォワーダーまたは通関業者に確認します。QuoteBillはHSコードを調べません。
  • 税率を確認します。輸出は税率0%となることが多いため0%から始まります。課税される販売であれば税率を変更します。

記入例:原産国が3か国にまたがる化学品3種

金額は例で、数量の単位はキログラムです。貿易会社がクエン酸10,000kg、重曹8,000kg、グリセリン5,000kgを請求し、それぞれにHSコードと原産国があります。この輸出には税金を加えません。

記入例:原産国が3か国にまたがる化学品3種
品目数量 × 単価金額
無水クエン酸(kg単価、25kg袋)10000 × 95円950,000円
食品用重曹(kg単価、25kg袋)8000 × 42円336,000円
グリセリン99.5%(kg単価、250kgドラム)5000 × 115円575,000円
合計1,861,000円

3行の合計は1,861,000円で、インボイスの総額は1,861,000円です。3つの製品が3か国で作られているため原産国は行ごとに書き、輸入者の課税価格は通常この総額から出発します。

化学品のインボイスでよくある間違い

  • 商標名だけで品目を書き、税関も通関業者も何の製品か分からない
  • 関税番号が3種類ある貨物を「化学品各種」の1行で書く
  • インボイスの純度やグレードが、貨物に付く分析証明書と食い違う
  • 別の国で作られた製品なのに、原産国を出荷国のままにする
  • 安全データシートで輸送上の分類を確かめずに、安全だと見なして出荷する

書類に記載が必要な項目

コマーシャルインボイスに次の項目がそろっていると、取引先の承認も申告資料の整理もスムーズになります。

  • 輸出者と輸入者の名称と住所(荷受人が異なる場合は荷受人も)
  • インボイス番号と作成日
  • 品目ごとの品名、HSコード、原産国、数量、単価、価額
  • インコタームズ、通貨、支払条件
  • 船積港と荷揚港、輸送方法
  • 総重量と正味重量、梱包数
  • 署名した申告文

コマーシャルインボイスは、輸出が税率0%となることが多いため0%から始まります。課税される販売であれば税率を変更してください。この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。

税率の公式出典: Japan NTA: consumption tax rates

よくある質問

このインボイスは安全データシートの代わりになりますか?

なりません。安全データシートは危険性と取扱いを説明するもので、運送会社や輸入者が別に求めることもあります。インボイスは価格、原産国、分類を示す書類で、品名は安全データシートの表記と一字違わずそろえます。

仕入先が商標名で製品を呼んでいる場合はどうしますか?

化学名を先に書き、商標名は括弧に入れます。税関と輸入者の通関業者が探すのは化学的な正体で、商標名だけでは分類の手がかりになりません。

1行に複数のロットがある場合はどう書きますか?

品名欄にロット番号を並べるか、価格が違うならロットごとに行を分けます。食品用原料の輸入者はロットで追跡することが多く、混ぜた行ではリコールや苦情の対応が追いにくくなります。

危険性のない化学品なら輸入条件はありませんか?

必ずしもそうではありません。輸送が安全な物質でも、用途の関係で輸入時に管理されたり許可が必要だったりすることがあります。出荷前に輸入者の通関業者に確認し、その回答を注文と一緒に保管してください。

このテンプレートの税額はどのように計算しますか。

コマーシャルインボイスは、輸出が税率0%となることが多いため0%から始まります。課税される販売であれば税率を変更してください。この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。エディターが税抜金額、税額、合計を分けて保持し、数量や単価、国の設定を変更すると三つとも計算し直します。

他の言語や通貨でも使えますか。

はい。書類の言語は33言語から選べ、国の設定を変えると通貨、日付の表記、税率もあわせて変わります。

関連記事

非危険物化学品の輸出用コマーシャルインボイステンプレートの作成前に読んでおきたい記事は、プロフォーマインボイスとは|コマーシャルインボイスとの違いと書き方と請求書の種類一覧と使い分け|見積書・領収書・クレジットノートです。別の通貨で請求するときは、通貨換算で金額を換算できます。