ERP・CRM導入の見積書テンプレート

ERP・CRM導入の見積書テンプレート。要件定義のワークショップ、モジュールごとの設定、旧データの取り込み、研修の回数、本稼働時の支援日数を分けて見積もれます。

無料のERP・CRM導入の見積書テンプレートの記入例:架空の会社名、品目、数量、単価、合計が入った1ページ目
サンプルの金額を入れたプレビューです。テンプレート自体は白紙から始まります。

業種別テンプレート

  • 要件定義ワークショップと業務プロセス設計
  • システム設定(1モジュールあたり)
  • 旧システムからのデータ取り込み
  • 利用者向け研修(1回あたり)
  • 本稼働時の立ち会い支援(1日あたり)

作成ガイド

進め方の例

  1. 範囲と数量の確認

    例:「要件定義ワークショップと業務プロセス設計」から必要な数量と顧客支給の資料を確認し、項目ごとの完了基準を合意します。

  2. 見積書の確認と承認

    「本稼働時の立ち会い支援(1日あたり)」の検収方法と全項目の数量、対象外の範囲、見積書の有効期限を顧客と確認し、承認された版を保管します。

  3. 納品後の請求準備

    合意したテスト結果と設定資料を引き渡し、未完了項目の担当者を記録します。 合意した段階が完了したら、実際の数量と承認された変更内容で請求書を作成します。

ERPやCRMを導入すると、会社の販売、購買、会計のやり方が変わり、ソフトウェアの利用料は費用の小さな部分にすぎないことが多いものです。残りは導入パートナーの見積もりに入ります。業務の流れを決めるワークショップ、モジュールごとの設定、旧システムからのデータ移行、実際に使う人への研修、本稼働の日の立ち会いです。このテンプレートはそれぞれを分けて価格を付け、どこに手間がかかるかを示します。

記載する項目

納品物と作業項目
要件定義ワークショップと業務プロセス設計, システム設定(1モジュールあたり), 旧システムからのデータ取り込み, 利用者向け研修(1回あたり), 本稼働時の立ち会い支援(1日あたり):各項目の予定数量と納品範囲を記載します。
要件定義ワークショップと業務プロセス設計
受注から入金までなど、ワークショップで扱う業務と、顧客がその場で決めるべき事項を書きます。
システム設定(1モジュールあたり)
販売、購買、在庫などのモジュールを並べ、標準設定に何が含まれるかを書きます。独自開発は別の見積もりです。
旧システムからのデータ取り込み
どのデータをどの形式から取り込むかを書きます。旧データのクレンジングは、見積もりに含めない限り顧客側の作業です。
利用者向け研修(1回あたり)
1回あたりの人数と、教材を顧客の言語で用意するかを書きます。
本稼働時の立ち会い支援(1日あたり)
支援が現地かリモートか、支援日1日の時間帯を書きます。
対象環境と依存項目
対象システム、連携の数、データ量、テスト用アカウントの提供担当者を記録します。
検収と支援の範囲
通過すべきシナリオ、確認期間、引き継ぎ後の支援期間と対象外の作業を決めます。
具体的に確認する範囲
設定作業は一括ではなくモジュールごとに価格を付け、ソフトウェアの利用料はベンダーとの契約に残し、時間を割く必要のある顧客側の担当者を書きます。

送付前の確認事項

  • 「要件定義ワークショップと業務プロセス設計」に、含む範囲と価格の前提となる数量を書いていますか。
  • 取引先は「システム設定(1モジュールあたり)」を、含まない範囲まで同じ意味で読めますか。
  • 「旧システムからのデータ取り込み」の価格を、見積の有効期限の最終日まで守れますか。
あと5件を表示
  • 「利用者向け研修(1回あたり)」に、含む範囲と価格の前提となる数量を書いていますか。
  • 取引先は「本稼働時の立ち会い支援(1日あたり)」を、含まない範囲まで同じ意味で読めますか。
  • 外部サービスの利用料と開発費を分けて記載します。
  • 本番移行の担当者と、失敗した場合の復旧作業の範囲を合意します。
  • 見積書の有効期限、顧客の承認方法、段階ごとの支払条件を確認します。

記入例:卸売会社の販売・購買・在庫の導入

金額は例で、税率は10%です。導入パートナーが、要件定義のワークショップ4回、三つのモジュールの設定、顧客・品目・受注残の取り込み1回、研修5回、本稼働時の支援4日を見積もります。

記入例:卸売会社の販売・購買・在庫の導入
品目数量 × 単価金額
要件定義ワークショップと業務プロセス設計4 × 120,000円480,000円
システム設定(1モジュールあたり)3 × 350,000円1,050,000円
旧システムからのデータ取り込み1 × 420,000円420,000円
利用者向け研修(1回あたり)5 × 60,000円300,000円
本稼働時の立ち会い支援(1日あたり)4 × 90,000円360,000円
小計2,610,000円
消費税 (10%)261,000円
合計2,871,000円

5行の合計は2,610,000円、消費税は261,000円、見積額は2,871,000円です。ソフトウェアの利用料は含まず、顧客がベンダーとの契約に基づいて別に支払います。

ERP・CRM導入の見積書でよくある間違い

  • 設定作業を一括の金額で見積もり、モジュール追加の価格が見えなくなる
  • 独自開発を設定作業の中に紛れ込ませる
  • 誰が整理するかを書かずに旧データがきれいだと仮定する
  • 日程を最も左右する顧客側の担当者の時間を書き漏らす

書類に記載が必要な項目

見積書に次の項目がそろっていると、取引先の承認も申告資料の整理もスムーズになります。

  • 自社の名称、住所、登録番号
  • 取引先の名称と住所
  • 作成年月日と、重複しない書類番号
  • 品目ごとの数量、単価、金額
  • 税抜金額と税額を分けた表示、および合計金額
  • 支払条件(支払期日、振込先、利用できる支払方法)
  • 適格請求書(インボイス)として使う場合は、登録番号、取引年月日、税率ごとに区分した合計額と適用税率、税率ごとの消費税額が必要です。軽減税率8%の品目があるときは10%と分けて記載します。QuoteBillは1つの書類に1つの税率を適用するため、10%の品目と8%の品目は書類を分けて発行してください。

この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。

税率の公式出典: Japan NTA: consumption tax rates

記載事項の詳細: 適格請求書(インボイス)の記載事項

よくある質問

ソフトウェアのライセンスも見積書に入れますか?

通常は入れません。利用契約は顧客がベンダーと結び、見積書は導入作業を扱います。ライセンスを再販する場合は、期間と利用者数を書いて別の行にします。

標準のシステムにない機能を求められたら、どう見積もりますか?

この見積書には入れず、別の開発案件として独自の見積もりで提案します。独自開発を設定作業に混ぜると、どちらも管理しにくくなります。

顧客側の担当者が時間を取れないとき、日程はどう守りますか?

必要な人と日を備考に書き、ワークショップが流れたら日程がずれることを明記します。欠席による追加の回は、合意に沿って請求できます。

見積もりをフェーズに分けられますか?

分けられます。多くの案件は一つか二つのモジュールから始め、後で他を加えます。最初のフェーズは全体を見積もり、後のモジュールはそれぞれの価格を付けたオプションとして書きます。

このテンプレートの税額はどのように計算しますか。

この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。エディターが税抜金額、税額、合計を分けて保持し、数量や単価、国の設定を変更すると三つとも計算し直します。

ロゴや署名を入れられますか。

はい。エディターの発行者の欄に、会社のロゴと署名・印鑑の画像を入れる場所があります。画像のアップロードには無料のアカウントが必要で、会員は設定に保存しておくと、新しい書類に毎回入ります。

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