パソコン修理の請求書テンプレート
診断、シリアル番号付きの交換部品、ソフトウェアの再インストール、データ復旧を行ごとに分け、機器の情報も記載できるパソコン修理の請求書テンプレートです。

業種別テンプレート
- ノートPCが起動しない症状の診断
- 故障したSSDの交換(1TB)
- OSとドライバーの再インストール
- ユーザーデータの復旧とコピー
作成ガイド
進め方の例
範囲と数量の確認
例:「ノートPCが起動しない症状の診断」の承認内容と作業記録を照合し、今回の請求に含める数量を確認します。
納品と検収の記録
「ユーザーデータの復旧とコピー」まで各項目の完了状況を確認します。作業記録、使用資材、未解決の事項、合意した次回訪問日を伝えます。
請求内容の送付
最終的な請求内容、納品の参照情報、支払期日を顧客に送付し、入金時は該当する請求書番号で照合します。
パソコン修理はハードウェア、ソフトウェア、データが混ざっており、お客様が一番気にするのはデータです。この請求書は三つを分けます。診断を別の行にして診断料が修理代から引かれたかを示し、交換部品には容量とシリアル番号を、再インストールは製品ではなく作業として書き、データ復旧は何をどこへ保存したかを明記します。後でファイルが見つからないと言われたときにも、この記録が役立ちます。
記載する項目
- 納品物と作業項目
- ノートPCが起動しない症状の診断, 故障したSSDの交換(1TB), OSとドライバーの再インストール, ユーザーデータの復旧とコピー:実際に提供した数量と作業期間を記録します。
- ノートPCが起動しない症状の診断
- お客様の申告した症状と、実際に見つけた原因、たとえばBIOSでドライブが認識されないことを併記します。
- 故障したSSDの交換(1TB)
- 新しいドライブのメーカー、容量、シリアル番号と保証期間を書きます。
- OSとドライバーの再インストール
- 使ったOSのバージョンとライセンスを明記します。お客様のライセンスで再インストールした場合は工賃だけです。
- ユーザーデータの復旧とコピー
- 復旧したフォルダーとコピー先の媒体を書き、読み出せなかったものがあればそれも残します。
- 対象設備と訪問
- 対象となる設備または区画、訪問日、訪問回数、立ち入り条件を記録します。
- 工賃と使用資材
- 作業時間、使用した部品・消耗品の数量、定期範囲外の作業を分けて記載します。
- 具体的に確認する範囲
- 機種名とシリアル番号で機器を特定し、診断料を修理代から差し引くかを示し、どのデータを復旧してどこにコピーしたかを記録します。
送付前の確認事項
- 「ノートPCが起動しない症状の診断」の数量は、最初の見積もりではなく実際に納めた数ですか。
- 「故障したSSDの交換(1TB)」の単価は取引先と合意した金額で、変更は承認済みですか。
- 「OSとドライバーの再インストール」は完了・検収済みですか。まだなら次回の請求に回しますか。
あと4件を表示
- 「ユーザーデータの復旧とコピー」の数量は、最初の見積もりではなく実際に納めた数ですか。
- 追加部品や再訪問の費用は承認された内容と照合します。
- 作業前の状態と作業後の確認結果を記録します。
- 発注書または承認記録と完了内容を照合し、支払期日とすでに受け取った金額を確認します。
記入例:起動しないノートPC
金額は例で、税率は10%です。技術者がノートPCの故障したSSDを見つけて新しい1TBのドライブに交換し、お客様のライセンスでシステムを入れ直し、古いドライブから文書と写真を移します。
- 診断:1行。料金表で差し引かないため請求します。
- 部品と工賃:シリアル番号を書いたSSDと、作業としての再インストール。
- データ:復旧したフォルダーを新しいドライブへコピー。
| 品目 | 数量 × 単価 | 金額 |
|---|---|---|
| ノートPCが起動しない症状の診断 | 1 × 4,500円 | 4,500円 |
| 故障したSSDの交換(1TB) | 1 × 8,900円 | 8,900円 |
| OSとドライバーの再インストール | 1 × 6,000円 | 6,000円 |
| ユーザーデータの復旧とコピー | 1 × 7,500円 | 7,500円 |
| 小計 | 26,900円 | |
| 消費税 (10%) | 2,690円 | |
| 合計 | 29,590円 | |
4行の合計は26,900円、税率10%の消費税は2,690円で、お客様は引き取り時に29,590円を支払います。古いドライブは返却したか消去したかを書きます。
パソコン修理の請求書でよくある間違い
- 機器や新しい部品のシリアル番号を書き忘れる
- ライセンスが含まれていないのに、含まれているかのように再インストールを請求する
- 何をどこへ移したかを書かず「データ復旧」とだけ書く
- 診断料を単独の行と修理代の中で二重に請求する
書類に記載が必要な項目
請求書に次の項目がそろっていると、取引先の承認も申告資料の整理もスムーズになります。
- 自社の名称、住所、登録番号
- 取引先の名称と住所
- 作成年月日と、重複しない書類番号
- 品目ごとの数量、単価、金額
- 税抜金額と税額を分けた表示、および合計金額
- 支払条件(支払期日、振込先、利用できる支払方法)
- 適格請求書(インボイス)として使う場合は、登録番号、取引年月日、税率ごとに区分した合計額と適用税率、税率ごとの消費税額が必要です。軽減税率8%の品目があるときは10%と分けて記載します。QuoteBillは1つの書類に1つの税率を適用するため、10%の品目と8%の品目は書類を分けて発行してください。
この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。
税率の公式出典: Japan NTA: consumption tax rates
記載事項の詳細: 適格請求書(インボイス)の記載事項
よくある質問
修理を依頼されたら診断料は差し引きますか?
料金表でそう決めている場合だけです。診断は別の行で示し、差し引いたなら黙って消さず、備考に差し引いたと書きます。
データが一部しか復旧できなかったときは何を書きますか?
復旧できたもの、できなかったもの、ドライブの状態を書きます。何が欠けているかを正確に知っているお客様は、金額に異議を唱えることが少なくなります。
交換部品はどのくらい保証すべきですか?
作業と部品について自分が提供する保証期間を書きます。部品メーカーの保証は別なので、行に部品のシリアル番号も書いておきます。
お客様が古いドライブの返却を希望したら何か変わりますか?
金額は変わりませんが、古いドライブを返却したと書きます。依頼を受けて消去や破棄をした場合は、そのことを書きます。
このテンプレートの税額はどのように計算しますか。
この書類の消費税は10%で、税抜金額に適用し独立した行として表示します。エディターが税抜金額、税額、合計を分けて保持し、数量や単価、国の設定を変更すると三つとも計算し直します。
他の言語や通貨でも使えますか。
はい。書類の言語は33言語から選べ、国の設定を変えると通貨、日付の表記、税率もあわせて変わります。
関連記事
パソコン修理の請求書テンプレートの作成前に読んでおきたい記事は、適格請求書(インボイス)の記載事項と請求書の支払期限の書き方:支払条件と期日の決め方です。税額の計算にはVAT・GST計算ツールが使えます。