請求書をスプレッドシートから自動作成:3つの方法とAPI連携

スプレッドシートの行からQuoteBillの請求書を作る3つの方法(手入力、AIアシスタント、APIの自動化)。自動化の前のシート設計、3行から請求書2通を作る例(合計1,782,000円)、APIキーの管理と上限をまとめました。

ひと目でわかる

読了目安 約6分

計算例 株式会社エーシー 2行目:サーバーの保守 12か月×10,000円=120,000円

結論:スプレッドシートを請求書にする3つの方法

スプレッドシートの行をQuoteBillの請求書にする方法は3つあります。数通ならエディターに入力するのがいちばん早く、ときどきまとめて作るなら、QuoteBillに接続したAIアシスタントに行を貼り付けて下書きを頼みます。シートに請求の明細が定期的にたまるなら、Make、Zapier、n8nのような自動化ツールでシートをQuoteBillのAPIにつなぎ、新しい行が入るたびに下書きを作ります。

どの方法でも、結果は自分のQuoteBillアカウントにできる下書きで、自分で開いて確かめ、自分で送ります。取引先に自動で送られることはないので、シートの入力ミスがそのまま相手に届くことはありません。

量に合う方法の選び方

請求書をどのくらいの頻度で、どのくらい決まった形で作るかで、おおよそ選べます。

  • 月に数通で、毎回内容が違う:テンプレートか、その取引先への前回の請求書から始めて、エディターで作る。
  • ときどき一覧をまとめて処理する:接続したAIアシスタントが、言葉で頼んだとおりに下書きを作り、自分で見直す。
  • 請求の明細がすでにシート、フォーム、データベースにある:個人用のAPIキーで自動化する。
  • 同じ取引先に毎月請求する:自動化するか、書類の一覧で先月の請求書を複製する。

自動化の前にシートを設計する

自動化の正確さは、読み込むシートの正確さで決まります。請求書の1行をシートの1行にし、すべての行で同じ列を使い、どの行が同じ請求書に入るかを示す列を作ります。数量や単価は「円」や「¥」を付けた文字ではなく数値のまま、日付は年-月-日の形で入れます。

「準備完了」の行だけを自動化が拾うように状態の列を置き、作った下書きのアドレスを書き戻す列も用意します。そうすれば同じ行を二重に請求することがなく、どの行に下書きがあるかがひと目で分かります。

  • 請求書グループ:1通の請求書に入る行が共有するID。リクエストのIdempotency-Keyとしても使います。
  • 取引先名と取引先のメールアドレス。請求書に書く項目は「適格請求書(インボイス)の記載事項」のガイドも見て決めます。
  • 品目、数量、単価。数量と単価は、記号を付けないただの数値で入れます。
  • 状態(下書き、準備完了、完了)と、自動化が書き戻す下書きの編集アドレス。

計算例:3行から請求書を2通作る

小さな制作会社が、請求の明細をシートで管理しています。「準備完了」の行が3つあり、2行は株式会社エーシー、1行はベータスタジオの分です。日本から円で請求し、税率はQuoteBillの税率データで日本に設定されている10%を使います。自動化は請求書グループのIDで行をまとめて請求書ごとにリクエストを1つ送り、QuoteBillは下書きごとの合計を返します。

タイムアウトのあとで自動化がもう一度動いても、24時間以内に同じIdempotency-Keyを送れば2通目の下書きは作られず、同じ下書きが返ります。制作会社は2通の下書きを開いて確かめ、自分のメールから送ります。

計算例:3行から請求書を2通作る
項目計算金額
株式会社エーシー 1行目ウェブサイトのデザイン 1×1,500,000円1,500,000円
株式会社エーシー 2行目サーバーの保守 12か月×10,000円120,000円
株式会社エーシーの請求書:小計1,620,000円、消費税162,000円、合計1,782,000円。
ベータスタジオ 3行目:ロゴデザイン 1×400,000円=400,000円、消費税40,000円、合計440,000円。

自動化が動くしくみ

「会社設定」の「APIキー」で、有効期間を30日、90日、365日から選んで個人用のAPIキーを作り、自動化ツールの認証情報の保管場所に入れます。ツールはシートを見張り、準備のできた請求書ごとに書類を作るリクエストを1つ送ります。応答には下書きの番号、合計、編集アドレスが入っているので、ツールがそれをシートに書き戻します。正確なリクエストの形と、Make、Zapier、n8nの設定はAPIの案内ページにあり、このページは英語のみです。

APIキーは、自分のアカウントに書類を作るためのパスワードのようなものです。作業ごとに別のキーを作り、シートには貼り付けず、キーの入ったシナリオを共有したり書き出したりせず、人に見られたかもしれないときは「会社設定」ですぐに無効にします。

前もって知っておく上限

1つのキーで送れるリクエストは1分に60件、1日に5,000件で、1つのアカウントがAPIで作れる書類は1日500件です。下書きはすべて、クラウドに保存できる書類の上限に数えられます。APIは書類を作って読むだけで、送ったり、署名したり、変更や削除をしたり、取引残高明細書を作ったりはできず、QuoteBillの書類は税率を1つしか持てません。作られる書類は印刷用の請求書で、登録された電子インボイスではなく、国に合わせて入る税率は確認が必要な出発点で、税務上の助言ではありません。

自動化を有効にする前のチェックリスト

本番の前に、まずシートの1行だけで試します。

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よくある質問

QuoteBillがGoogleスプレッドシートを直接読むのですか?

読みません。シートを読んでリクエストを送るのは自動化ツールで、QuoteBillがシートやNotionに直接つながることはありません。

取引先に請求書が自動で送られますか?

送られません。どの請求書も、自分で開いてメールなどで送るまでは、自分のアカウントの下書きのままです。

プログラミングの知識は必要ですか?

Make、Zapier、n8nなら、汎用のHTTPリクエストの手順だけで足りるので必要ありません。好みでスクリプトを書いてもかまいません。

無料の会員でもAPIを使えますか?

APIはQuoteBillの会員向けで、キーは「会社設定」で自分で作り、無効にします。現在の上限は、APIの案内ページに載っています。

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