請求書をスプレッドシートから自動作成:3つの方法とAPI連携
スプレッドシートの行からQuoteBillの請求書を作る3つの方法(手入力、AIアシスタント、APIの自動化)。自動化の前のシート設計、3行から請求書2通を作る例(合計1,782,000円)、APIキーの管理と上限をまとめました。
ひと目でわかる
結論:スプレッドシートを請求書にする3つの方法
スプレッドシートの行をQuoteBillの請求書にする方法は3つあります。数通ならエディターに入力するのがいちばん早く、ときどきまとめて作るなら、QuoteBillに接続したAIアシスタントに行を貼り付けて下書きを頼みます。シートに請求の明細が定期的にたまるなら、Make、Zapier、n8nのような自動化ツールでシートをQuoteBillのAPIにつなぎ、新しい行が入るたびに下書きを作ります。
どの方法でも、結果は自分のQuoteBillアカウントにできる下書きで、自分で開いて確かめ、自分で送ります。取引先に自動で送られることはないので、シートの入力ミスがそのまま相手に届くことはありません。
量に合う方法の選び方
請求書をどのくらいの頻度で、どのくらい決まった形で作るかで、おおよそ選べます。
- 月に数通で、毎回内容が違う:テンプレートか、その取引先への前回の請求書から始めて、エディターで作る。
- ときどき一覧をまとめて処理する:接続したAIアシスタントが、言葉で頼んだとおりに下書きを作り、自分で見直す。
- 請求の明細がすでにシート、フォーム、データベースにある:個人用のAPIキーで自動化する。
- 同じ取引先に毎月請求する:自動化するか、書類の一覧で先月の請求書を複製する。
自動化の前にシートを設計する
自動化の正確さは、読み込むシートの正確さで決まります。請求書の1行をシートの1行にし、すべての行で同じ列を使い、どの行が同じ請求書に入るかを示す列を作ります。数量や単価は「円」や「¥」を付けた文字ではなく数値のまま、日付は年-月-日の形で入れます。
「準備完了」の行だけを自動化が拾うように状態の列を置き、作った下書きのアドレスを書き戻す列も用意します。そうすれば同じ行を二重に請求することがなく、どの行に下書きがあるかがひと目で分かります。
- 請求書グループ:1通の請求書に入る行が共有するID。リクエストのIdempotency-Keyとしても使います。
- 取引先名と取引先のメールアドレス。請求書に書く項目は「適格請求書(インボイス)の記載事項」のガイドも見て決めます。
- 品目、数量、単価。数量と単価は、記号を付けないただの数値で入れます。
- 状態(下書き、準備完了、完了)と、自動化が書き戻す下書きの編集アドレス。
計算例:3行から請求書を2通作る
小さな制作会社が、請求の明細をシートで管理しています。「準備完了」の行が3つあり、2行は株式会社エーシー、1行はベータスタジオの分です。日本から円で請求し、税率はQuoteBillの税率データで日本に設定されている10%を使います。自動化は請求書グループのIDで行をまとめて請求書ごとにリクエストを1つ送り、QuoteBillは下書きごとの合計を返します。
タイムアウトのあとで自動化がもう一度動いても、24時間以内に同じIdempotency-Keyを送れば2通目の下書きは作られず、同じ下書きが返ります。制作会社は2通の下書きを開いて確かめ、自分のメールから送ります。
| 項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 株式会社エーシー 1行目 | ウェブサイトのデザイン 1×1,500,000円 | 1,500,000円 |
| 株式会社エーシー 2行目 | サーバーの保守 12か月×10,000円 | 120,000円 |
| 株式会社エーシーの請求書:小計1,620,000円、消費税162,000円、合計1,782,000円。 | ||
| ベータスタジオ 3行目:ロゴデザイン 1×400,000円=400,000円、消費税40,000円、合計440,000円。 | ||
自動化が動くしくみ
「会社設定」の「APIキー」で、有効期間を30日、90日、365日から選んで個人用のAPIキーを作り、自動化ツールの認証情報の保管場所に入れます。ツールはシートを見張り、準備のできた請求書ごとに書類を作るリクエストを1つ送ります。応答には下書きの番号、合計、編集アドレスが入っているので、ツールがそれをシートに書き戻します。正確なリクエストの形と、Make、Zapier、n8nの設定はAPIの案内ページにあり、このページは英語のみです。
APIキーは、自分のアカウントに書類を作るためのパスワードのようなものです。作業ごとに別のキーを作り、シートには貼り付けず、キーの入ったシナリオを共有したり書き出したりせず、人に見られたかもしれないときは「会社設定」ですぐに無効にします。
前もって知っておく上限
1つのキーで送れるリクエストは1分に60件、1日に5,000件で、1つのアカウントがAPIで作れる書類は1日500件です。下書きはすべて、クラウドに保存できる書類の上限に数えられます。APIは書類を作って読むだけで、送ったり、署名したり、変更や削除をしたり、取引残高明細書を作ったりはできず、QuoteBillの書類は税率を1つしか持てません。作られる書類は印刷用の請求書で、登録された電子インボイスではなく、国に合わせて入る税率は確認が必要な出発点で、税務上の助言ではありません。
自動化を有効にする前のチェックリスト
本番の前に、まずシートの1行だけで試します。
0/5
よくある質問
QuoteBillがGoogleスプレッドシートを直接読むのですか?
読みません。シートを読んでリクエストを送るのは自動化ツールで、QuoteBillがシートやNotionに直接つながることはありません。
取引先に請求書が自動で送られますか?
送られません。どの請求書も、自分で開いてメールなどで送るまでは、自分のアカウントの下書きのままです。
プログラミングの知識は必要ですか?
Make、Zapier、n8nなら、汎用のHTTPリクエストの手順だけで足りるので必要ありません。好みでスクリプトを書いてもかまいません。
無料の会員でもAPIを使えますか?
APIはQuoteBillの会員向けで、キーは「会社設定」で自分で作り、無効にします。現在の上限は、APIの案内ページに載っています。
サンプル契約書・書式・ツール
無料の見積書・請求書・領収書テンプレート536種
無料請求書作成ツール
ロゴ、取引先、品目、税率を入力して請求書をオンラインで作成できます。プレビューで体裁を確かめたら、そのままPDFとして保存。無料の会員登録だけでお使いいただけます。
販売請求書テンプレート
販売商品、商品配送料、ギフト包装などの項目をあらかじめ用意した販売請求書テンプレートです。数量と単価、税率を入力し、内容を確認したらPDFとして保存できます。
作業時間(タイムシート)請求書テンプレート
日付・作業内容・時間を明細ごとに入力し、時間単価を掛けて合計時間と税額まで計算する無料のタイムシート請求書テンプレート。エクセル・ワード・PDFに対応しています。