ChatGPT・Claude・GeminiからQuoteBillで見積書を作る
ChatGPT、Claude、GeminiにQuoteBillを約3分で接続して、ふだんの言葉で頼むだけで見積書や請求書を作る方法を解説します。設定の手順、頼み方の例、入力した情報の扱いもまとめました。
QuoteBillをつなぐとAIでできること
AIアシスタントは単独でも見積書を書けますが、見た目は整っていても合計が合わなかったり、記憶に頼った税率を使ったりすることがあります。QuoteBillにつなぐと、AIはQuoteBillの133種類のテンプレートを使い、編集画面と同じ計算方法で明細を合計し、195か国の公開税率をそれぞれの出典とともに適用します。結果は、内容が入力済みの書類をそのまま開けるリンクとして返ってきます。
接続にはMCP(Model Context Protocol)を使います。AIアプリがほかのサービスを道具のように使えるようにする、公開された標準規格です。AIアプリにアドレスを1つ、一度登録するだけで済み、QuoteBillのアカウントやパスワードは必要ありません。
始める前に用意するもの
設定は3分ほどで終わります。用意するものは、次の3つだけです。
- QuoteBillの接続アドレス:https://quotebill.com/mcp
- 自分でコネクタを追加できるAIアプリ:Claude、ウェブ版のChatGPT、またはGemini CLIやClaude Codeなどの開発者向けツール。
- ほかには何もいりません。無料のQuoteBillアカウントは、あとで下書きを編集してPDFで保存するときにだけ役立ちます。
Claudeにつなぐ
claude.aiで「設定」を開き、「コネクタ」に進みます。「カスタムコネクタを追加」を選び、名前にQuoteBill、URLに接続アドレスを貼り付けて追加してください。ログインは必要ありません。
新しいチャットでツールメニューを開き、QuoteBillがオンになっているか確認します。追加したコネクタは、Claudeのデスクトップアプリやモバイルアプリにも表示されます。項目が見当たらない場合は、ご利用のプランでまだカスタムコネクタが使えない可能性があります。
ChatGPTにつなぐ
ChatGPTでは、審査を受けていないアプリを開発者モードで追加します。ブラウザでchatgpt.comを開き、「設定」のセキュリティに関する項目から「開発者モード」を探してオンにしてください。表示される警告は一般的な注意書きで、QuoteBillが行うのは公開情報の読み取りと計算だけです。
次にアプリの画面を開き、QuoteBillという名前でMCPアプリを作成します。接続アドレスを貼り付け、認証を「認証なし」にして作成してください。チャットでは、依頼する前に「+」メニューからQuoteBillを追加します。
Geminiと開発者向けツールにつなぐ
Geminiのウェブアプリで自分の接続を追加できるのは、今のところ一部の国に限られます。Gemini CLIなどの開発者向けツールなら、どこからでも同じアドレスで接続できます。
- Gemini CLI:~/.gemini/settings.json の "mcpServers" の中に "quotebill": { "httpUrl": "https://quotebill.com/mcp" } を追加します。
- Claude Code:ターミナルで claude mcp add --transport http quotebill https://quotebill.com/mcp を実行します。
- Codex:~/.codex/config.toml に [mcp_servers.quotebill] というテーブルを作り、url に接続アドレスを指定します。
- Cursorなど、ほかのMCP対応ツール:接続アドレスをリモート(HTTP)のMCPサーバーとして追加します。
頼み方のコツ
同僚に頼むときと同じように話しかければ大丈夫です。誰に送る書類か、何をいくらで請求するか、どの国との取引かを伝えましょう。最初にQuoteBillの名前を出しておくと、AIがこのツールを使ってくれます。たとえば、次のように頼みます。
- 「ドイツの取引先に送る請求書をQuoteBillで作って。コンサルティング12時間、時給95ユーロ、支払期限は14日後で。」
- 「配管工事の見積書に使えるQuoteBillのテンプレートを探して、この作業内容で埋めて。」
- 「請求書は取引先向けに英語で作って、QuoteBillの画面は日本語で開いて。」
返ってくる結果と確認したいこと
AIは小計・税額・合計を示し、リンクを渡してくれます。リンクを開くと、取引先、品目、日付が入力された書類がQuoteBillで待っています。そのままExcelやWordでダウンロードすることも、無料でログインして編集し、PDFで保存することもできます。
公開されている税率は出発点であって、税務上の助言ではありません。実際に適用されるかどうかは、事業者としての登録状況や、何をどこで販売するかによって変わります。アメリカのように全国一律の税率がない国では、QuoteBillは推測せず、適用する税率をたずねてきます。
入力した情報はどう扱われるか
QuoteBillの接続が行うのは、テンプレートと税のルールを調べることと計算だけです。何も保存せず、取引先の名前や金額も残しません。下書きはリンクの「#」記号より後ろに入って届きます。この部分は、ブラウザがサーバーに送ることはありません。
リンクには検証用の値(チェックサム)が含まれています。AIが1文字でも書き換えると、QuoteBillは間違った数字を表示する代わりに、下書きを開かないようにしています。AIアプリに入力した内容そのものは、そのアプリのプライバシーポリシーに従います。
うまくいかないときは
ほとんどの問題は、接続そのものではなく、AIアプリ側の設定が原因です。
- AIがQuoteBillを使わずに答える:依頼の中でQuoteBillの名前を出し、このチャットでコネクタがオンになっているか確認してください。
- 下書きが開かない:リンクが途中で切れたか、書き換えられています。手を加えずにもう一度送るよう、AIに頼んでください。
- 画面の言語が違う:書類の言語とは別に、QuoteBillの画面を自分の言語で開くようAIに頼んでください。
参考資料
無料の見積書・請求書テンプレート133種
無料見積書作成ツール
作業範囲、数量、単価、有効期限を入力し、プレビューで確認してPDFとして保存できます。承認されたらそのまま請求書に変換できます。
無料請求書作成ツール
品目、数量、単価、税額を入力し、プレビューで確認してPDFとして保存できます。支払条件と支払期日もあわせて記載できます。
コンサルタント向け請求書テンプレート
品目、数量、単価、税額を入力し、プレビューで確認してPDFとして保存できます。支払条件と支払期日もあわせて記載できます。
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